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【荒井洋文さん】あたりまえの価値観の外側へ

【荒井洋文さん】あたりまえの価値観の外側へ

荒井洋文 さん
  • うえだ人歴17年
  • うえだの好きなところ

    山と川に囲まれ自然豊か。季節がある。

  • あなたにとって家族とは?

    最も近い存在であり、戦う相手でもあり、愛すべき人たち。

    (photo by 直井保彦)

昨年9月、海野町商店街に一軒の文化施設が新しく誕生しました。 週末になると人々が集まりなにやら面白そうなことをしていると、街をざわつかせています。 その中心にいるのは、文化施設「犀の角」のオーナーであり、演劇プロデューサーの荒井洋文さん。
大学のサークルで演劇を始めた荒井さんは、卒業後劇場のスタッフとして経験を積み上げられたのち、2年前生まれ故郷である上田に戻ってきました。
現在劇場がある建物のオーナーから場の活用について相談を受けた際、商店街の中にゲストハウス一体型の文化施設をつくることを提案し、現在はその運営に携わられています。
「子ども劇場や姉が習っていたバレエの観劇などで、子どもの頃から劇場は親しみのある場所でした。文化施設が街中に存在すると、人々が自然と集まるので、地域活性に大きな役割を果たすと考えます」



地元ばかりでなく県内外からも劇団を呼び、演劇やダンス、トークショーなど様々な企画を打ち出している荒井さん。
「演劇をはじめとするアートは、娯楽や楽しみの側面も持っていますが、世の中の何かを変えたいという思いを表現するものでもあります。私たちの生きる世界を客観視することで、当たり前の価値観を壊し、その外側に立つ。それが演劇の持つ力です。」
犀の角にはゲストハウスもあり、日本全国そして世界から旅行客やアーティストがやってきます。地域の人が気軽に立ち寄れるように工夫し、自然な交流が生まれればいいと荒井さんは望みます。
「僕自身は人間の本質とは何かを問いかけ、考えることを求める作品が好きですが、街の人たちに受け入れてもらえるようみんなが知っていてわかりやすい作品もどんどん企画していきたいですね」
犀の角では家族連れでも楽しめる演目をたくさん上演しています。あなたも「あたりまえの価値観の外側」を体験してみませんか?

お問い合わせ先
犀の角HP
犀の角Facebookページ

インタビュアーのコメント

荒井さんへのインタビュー自体が、骨太の古典作品を読んでいるかのように問いかけの多いものでした。
演劇を通してさまざまな価値観に触れる体験を、親子で味わってみたいと思いました。

金久美

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