【斎藤繁子さん】大切なことを次の世代に伝えたい
斎藤繁子 さん
- うえだ人歴生まれたときから上田地域
- うえだの好きなところ
自然豊かなところ。特に5月、里山の芽吹きの美しさは格別。
- あなたにとって家族とは?
地域全体が家族のようなもの
「とにかく面白くなくちゃ。自分の知らない世界をもっと知りたいと思うのよ」
信州丸子温泉郷・内村っ娘の会の事務局長や、上田市多文化共生推進委員会の理事など、様々な分野で精力的に活動されている斎藤繁子さん。
社会活動に参加し始めたのは4人の子どもの子育てがひと段落した後。持ち前の好奇心と大学時代に学んだ社会学の知識を柱に、女性の力で地域を活性化する活動に多く参加されてきたそうです。その中で感じた疑問や問題点を「自分が住んでいる街のことは、自分たちの責任で考え解決する」という視線で取り組まれてきました。
こう書くと難しいようだけれども、斎藤さんのことばを借りるならば「住んでいる人がイキイキしていないと!」と、とても明快。
鹿教湯・大塩・霊泉寺の3つの温泉が連なる丸子温泉郷。地元の人々が「内村」と呼ぶこの地域を、女性の力で盛り上げようと12年前に結成されたのが「内村っ娘の会」。最初は観光客を呼び込むための活動として始めましたが、地域に誇りを持ちそこで暮らしている人々が生き生きしている場所でなければならないと、今では地域の魅力と恵みを県内外に広く発信、地域の活性化に大きく貢献しています。
斎藤さんの今後の目標は「大切なことを次世代につなげる」こと。内村っ娘の会では定期的に郷土料理を伝承する料理教室や茶話会など、楽しみながら世代間交流ができる場があります。斎藤さんや会の活動に興味のある方は、是非アクセスしてみてくださいね!
インタビュアーのコメント
「子どもたちを社会の中で育ててこそ、社会のために生きる人間に育つ」。今回のインタビューの中でおっしゃったことばですが、これからの子育て環境を考えていくなかでとても重要なキーワードのように思えました。内村の里の自然と、そして斎藤さんのパワーのおかげで、インタビューを終えて帰る時は私自身がポジティブなエネルギーに満ちていました。
金久美